なぜ私は底辺を抜け出そうと思ったかと、どうやって抜け出したか

仕事

どうも、kojoです。

今日は私が底辺を抜け出そうと思ったかをつらつらと書きます。

底辺会社で働いていて、この先どうしようか迷っている人のヒントに少しでもなればと思います。

 

さて、なぜ私が底辺を抜け出そうと思ったかと言うと、

結婚が視野に入ってしまったから

です

結婚予定の相手がまともな企業のまともな正社員で、その家族も理想的な幸せな昭和家族な感じでしたので、私のような底辺派遣社員なんぞではその中に入るのがとても厳しかったのです。

収入なんて関係ない!

仕事なんて関係ない!

人は中身だよ!

格差なんて気にするな!

なんて言いますが、現実はそんなに甘くないですし、親たちとも仲良くしたいもんです。おそらく転職をしていなければ、すぐには円満な結婚はできていなかったと思います。

転職前までの状況

その昔、私は電気系の派遣社員としてある程度真面目に働いていましたが、2009年のリーマンショックの波にさらわれて突然派遣先が変わりました。

不景気の真っ只中だったので、派遣先も選べず、よく言えば化学系の半分肉体労働のような職種に派遣されました。

それでも、単純な作業だけではなかったですし、人数の少ない部署で、いろいろな経験をさせていただいたので、その後の人生の糧になっていることもたくさんあります。

また、超大手の企業でしたので、その中身を覗けたのもよかったと思っています。仕事は順調に頑張っていましたし、気難しい上司相手にもうまく立ち回っていましたので、評価はそこそこしてもらっていたと思います。

小さめの企業であれば、派遣で実力があれば正社員登用ということも稀にありますが、さすがに狭き門すぎてそれは望めませんでした。

一つの道として、「その企業の系列の派遣社員となる。」という道も提示されましたが、一時的には年収は跳ね上がりますが、派遣社員であることに変わりはなく、逆に将来性が見込めなかったため、お断りしました。

転職への道

まず、転職を考えた時に自分に何もないことに気がつきました。

もともと「電気系」と自称しながら回路設計もできず、化学系とは名ばかりの肉体労働に精を出す日々です。

その頃保有していた資格は高校の時に取得した電気工事士と、なんとなく取得していた簿記2級でした。

このままではいけない!と思ったけど、何からやっていいのかわかんない。

ちょうど知り合いが会社の昇進試験のためにTOEICを受けていたので、TOEICの勉強をすることにしました。英語ならマイナスにはならんやろ!天下のTOEIC様やで!くらいの適当な理由で。

初回、ほぼ勉強なしで受験したところ400点くらいでした。思ったよりもカンが当たった感じ。その後、通勤途中に単語帳の例文を読みまくって500点台、文法やテクニック本、公式問題集などを使用して650点程度まで半年程度で上げました。

意外と勉強楽しいやん!と思ってその後、基本情報技術者、ディジタル技術検定などを取得して、自己啓発書やビジネス書の類も読み始めて少し気持ちも上向いてきたところで、転職活動をすることにしました。

行動力の無さには定評がある!ので、相談先は自分の派遣会社です。とにかく将来のことを考えて転職先を考えたい、と。

派遣会社は、たいてい正社員登用の斡旋もしていて、会社的には紹介料も貰えるし、実績にもなるので全然嫌な顔はされません。派遣社員の方で、転職サイトなどへの一歩を踏み出せない方は、自分の派遣先に一度相談してみてもいいと思いますよ。

でも、斡旋先は少ないので、まともな就職先が見つかるかどうかは運の要素もでかいです。あとは、現在の職場でそれなりの結果を出していること。「現在の職場が嫌だから」などという消極的な理由でなく、明確な転職する理由があった方が良いと思います。

続きます。

転職活動というほどの話ではないが

派遣会社に相談して2週間後、意外と早く面接の連絡が来ました。

中小企業でしたが、そこそこ綺麗な社屋だったので、「ここで成り上がっていけばいいかな!」と楽観的に面接にのぞみましたが、、

まさかのお断り!!!

一応、理由は向こう会社の状況の変化による人員募集の中止、とのことですが、おそらくお気に召さなかったのでしょう。。何の実績もないしな。面接もうまく噛み合ってなかったし。。てかそもそもその会社入りたいという熱意もなかったし、それがバレたのか。。

あ、そう言えば、私は転職活動のスキル的なものは皆無ですので、そこら辺は期待しないでください。。

あくまで現時点では「勉強してれば年収はそこそこになるよ!」という情報を発信しています!!

私もこれからさらに精進して、皆さんと次のステージに行こうと思いますので、生暖かい目で見守ってくださいね。

で、次に紹介されたのは、一部上場企業でしたが、いわゆる紹介予定派遣でした。

【紹介予定派遣】
一定期間の派遣契約終了後に、双方合意の上で正社員へ登用される制度

しかも派遣と正社員の間に契約社員も3年挟む(しかも、あとでわかったのですが、口約束レベルでした。。)という微妙な提案。でも。。決めちゃいました。

上場企業ネームバリューと、職種が電気系だったこと、これを逃すと他にいい案件が見あたらなさそうだったので。

その頃は自己実現などと言っている状況ではなかったので、ワラにでもすがる思いで、この話に飛びつくことにしたのです。

転職後初期

転職ができても最初は派遣社員ですので、給料は変わりません。。とにかく、一日でも早く社員に慣れるように頑張るのみです。

そこそこはやっていたのですが、正直その頃の仕事の成果は芳しくありませんでした。元々あまり技術力がないもので、期待されているほどの成果は出せなかったのです。

あと、職場での立ち位置を確立できず、何をやったらいいかが掴めない毎日でした。なんとかすぐに契約社員にはなれましたが、状況は変わらず、給料もそれほど変わらず、悶々とする日々です。そしてその日はやってきました。。

年度末が近づいた頃、上司から呼び出されました。

戦力外通告です。

ある程度予測はしていましたが、実際受けるとかなりのダメージです。

言い方は「君にはもっと他に活躍できる場所がある」的な言葉でしたが、明らかに戦力外通告です。

移動先は性能評価の部署。技術系から製造系の職種になってしまい、正直ランクは下がってしまう職場で、落ち込みました。。

でもやるしかないのです。ここから這い上がっていくしかないんですよ!ねぇ!

正社員になるまで

魔法が使えなくなったキキばりに落ち込んでしまって、今後どうしようかを本当に悩んでいましたが、自分の実力が本当に足りなかったんだと、認めるところから再出発しました。

移動先では私ごときの知識でも役に立つことが多く、すぐにある程度認められる存在になりました。仕事に関しても早く覚えて戦力になれたと思います。

でも新しい部署は残業が全くなく、手取りは数万減ることになりました。この頃はお小遣いがかなり少なくなってしまって、カツカツで生活してました。。

基本情報などの知識が役に立ち、色々と頼まれごとも増えていく中、もっと認められたいと思い、電験三種の受験をすることにしました。

一人目の子供も生まれた後で、正直かなり厳しかったのですが、毎日深夜まで勉強し、仕事中もメモを取り出して暗記するなど、過去最大限に努力しました。

ここで一気に認められなければ後何年も浮上できない気がする!とほぼ思い込みに近い考えかたでしたが、切羽詰まっている状況は事実でした。

実際問題、資格に受かろうが落ちようがどうなるかわかっていませんし、電験三種がダイレクトに仕事に関係しているわけではありませんでした。でも自分が変わるきっかけが欲しかったのかもしれません。

そして、死ぬほどがんばった結果、1発で4科目合格することができました。機械は捨てていたのですが、論説問題のおかげでなんとかボーダー上で合格できました。

時を同じくして、正社員になることもできました。そしてこれから資格が役に立ってくることになります。

正社員になった

正社員になって、特に仕事は変わらず、給料が1.5倍くらいになりました!!

具体的に年収を言ってしまうと、 300万 → 450万 くらいの感じです。

ああ、やっとサラリーマンになれた!!!と思いましたね。

契約社員時代に認めていただけていたようで、等級を高めに設定していただけたようです。

また、PCや設備関連を担当していた方が急遽現場を離脱することになり、その代わりとして、私が担当することになりました。基本情報や電験の資格を持っていることがかなり効いていたと思います。

現場の仕事もしながらのスタッフ業務でかなりハードではありましたが、今まで以上に皆さんの信頼度が向上しました。

これからすぐに現場の運営側に回ることになって少々年収が上がりますが、

それはまた別のお話

以上、kojoでした。

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